【2025年最新】JFE商事の平均年収は1,171万円!年齢・役職別の年収や賞与・初任給などを解説

JFE商事 年収

JFE商事は、鉄鋼・鉄鋼材料・化学品などの仕入れ販売を行う、JFEホールディングスグループの大手商社です。

鉄鋼商社として高い人気があり、選考難易度は高めといわれています。

本記事では、JFE商事の平均年収や、年代・職種別の年収・残業時間・福利厚生について紹介します。

また、残業代や賞与、初任給なども紹介するので、JFE商事への就職・転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

本記事の要点はこちら

JFE商事の平均年収は?

JFE商事は親会社であるJFEホールディングス株式会社が、有価証券報告書において平均年収を公表しています。

2021〜2023年度の平均年収は以下の通りです。

国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」では、全国の平均年収は460万円のため、2.5倍近く高い年収を得ていることがわかります。

年度平均年収平均年齢
2023年度約1,171万円47.5歳
2022年度約1,241万円46.1歳
2021年度約959万円46歳
引用:JFEホールディングス株式会社|有価証券報告書
JFE商事の年代別年収は?

openworkの情報によると、JFE商事の年代別年収は以下の通りです。

年齢平均年収
25歳約601万円
30歳約761万円
35歳約835万円
40歳約892万円
45歳約1,000万円
引用:openwork|JFE商事|年齢別の平均年収
JFE商事の中途採用率は?

2025年2月時点では、JFE商事の中途採用率は公表されていませんでした。

JFE商事の公式サイトにて、正規労働者のキャリア採用比率を公表していたので紹介します。

年度正規労働者のキャリア採用比率
2021年度26%
2022年度28%
2023年度28%
引用:JFE商事|採用情報

また、就活会議が発表したデータによると、JFE商事の選考難易度は5段階中4.3と高い数字です。

しかし、近年では中途採用を積極的に行っているため、入念に選考対策することで入社できる可能性は十分にあります。

目次

JFE商事の親会社であるJFEホールディングス株式会社の平均年収は1,171万円

JFE商事は親会社であるJFEホールディングス株式会社が、有価証券報告書において平均年収を公表しています。

2021〜2023年度の平均年収は以下の通りです。

年度平均年収平均年齢
2023年度約1,171万円47.5歳
2022年度約1,241万円46.1歳
2021年度約959万円46歳
引用:JFEホールディングス株式会社|有価証券報告書

また、国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」の全給与所得者の平均年収と、JFE商事を比較した結果は以下の通りです。

年度JFE商事の平均年収全給与所得者の平均年収
2023年度約1,171万円460万円
2022年度約1,241万円458万円
2021年度約959万円443万円
引用:JFE商事|有価証券報告書
国税庁|民間給与実態統計調査

全国の平均年収と比較すると、JFE商事では2.5倍近く高い年収を得ていることがわかります。

JFE商事と他社の年収を比較

ここでは、JFE商事と他社の年収を比較して紹介します。

企業名平均年収引用元
JFE商事約1,171万円23年度有価証券報告書
伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社約1,024万円openwork|伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社
阪和興業株式会社約850万円23年度有価証券報告書
株式会社メタルワン約943万円openwork|株式会社メタルワン
日鉄物産株式会社約992万円22年度有価証券報告書
岡谷鋼機株式会社約895万円23年度有価証券報告書
神鋼商事株式会社約919万円23年度有価証券報告書
松田産業株式会社約629万円23年度有価証券報告書
佐藤商事株式会社約856万円23年度有価証券報告書
引用:各社IR

JFE商事は他社と比較しても、トップクラスの年収を誇っていることがわかりました。

JFE商事における給与体系|年代別・役職別の年収は?

ここでは、JFE商事の年収がどのように決まるのかを紹介します。

JFE商事の給与制度は、基本給と賞与にわかれており、賞与は給与の数ヶ月分です。

JFE商事の年収= 基本給 + 残業代 + 賞与(年2回)

基本給は年次が上がることに基本給も増加し、賞与は業績と連動しています。

基本的には年功序列で、年次が上がるごとに自動的に給与が上がる仕組み。ずば抜けた成果を出したとしても、大きく昇給することはない。

引用:openwork|年収・給与制度|営業、在籍5〜10年、男性

JFE商事の役職別の年収

JFE商事は、以下の役職をもとに年収が決定されます。

職群
  • 役職なし
  • 副課長
  • 課長
  • 副部長
  • 部長

さらにJFE商事の年収について知るために、役職別の年収を見ていきましょう。

役職(グレード)年収イメージ年次イメージ
役職なし400-900万円1-7年目
副課長1,000-1,200万円8-12年目
課長1,100-1,300万円13年目以降
副部長1,300-1,500万円18年目以降
部長1,500万円以上評価次第

JFE商事で働く方の口コミでは、待遇面に満足している意見が目立ちました。

賞与は業績に連動するため、上記の年収イメージより多く貰っている方も多い可能性があります。

また、評価制度は以前まで一律評価だったものの、近年では変わってきているようです。

給与制度:待遇はかなり良い。業績連動するボーナスによって変動するが30歳で1,000万近く貰っている社員も多いのでは。

評価制度:昔はみんな一律評価だったが今は差をつけようとしている。

引用:openwork|年収・給与制度|営業、在籍3〜5年、男性

JFE商事の年代別年収は?

openworkの情報によると、JFE商事の年代別年収は以下の通りです。

年齢平均年収
25歳約601万円
30歳約761万円
35歳約835万円
40歳約892万円
45歳約1,000万円
引用:openwork|JFE商事|年齢別の平均年収

上記の結果によると、45歳以降に年収1,000万円を突破できる可能性が高いことがわかりました。

しかし、昇進までのスピードや残業代などでも年収は変わってくるため、あくまでも参考程度に捉えてください。

JFE商事の残業代

JFE商事の残業代はしっかりと支払われており、サービス残業の心配がありません。

近年は残業の抑制に取り組んでいるため、残業自体が減少しつつあるようです。

給与は同年代と比較すると多く満足いく水準。残業代もしっかりと払われるし、上司からのサービス残業等の圧力もない。

引用:openwork|年収・給与制度|営業、在籍3〜5年、男性

残業の抑制に取り組んでいるため残業自体は減少しつつあるが、残業代はフルで払われる。

引用:openwork|年収・給与制度|事務系総合職、在籍5〜10年、男性

また、固定残業制度を設けていないため、役職が上がったとしても残業代が支払われることが考えられます。

JFE商事の賞与(ボーナス)

JFE商事の賞与は、夏と冬の年2回支給されます。

会社の業績によって賞与額は変動するものの、基本給の5-7ヶ月分ほどもらえるケースが多いようです。

賞与は前期の業績に応じて、毎年労働組合と会社側の討論の結果決定されるが、だいたい5−7ヶ月分。

引用:openwork|年収・給与制度|貿易営業、総合職、在籍3〜5年、男性

また、近年では評価に応じて賞与に差をつける制度が導入されています。

賞与は業績連動型。昨今、評価に応じて賞与に差をつける制度が導入された。但し、下位層でも十分な賞与がもらえる。

引用:openwork|年収・給与制度|海外、営業、準管理職、在籍5〜10年、男性

JFE商事の海外駐在手当

JFE商事では、海外駐在の際に以下の手当を支給しています。

手当一覧
  • 海外勤務手当
  • 家賃補助手当
  • 教育費用手当
  • 危険地域手当
  • 別居手当

上記以外にも、ドライバー付・健康診断帰国・一時帰国制度・ゴルフ会員権貸与など、充実した手当を用意しています。

海外駐在の場合、一般的な手当て(給料)の反映は総合商社にはもちろん劣る。しかし住宅手当、ドライバー付き、健康診断帰国、一時帰国制度、(地域によるが)ゴルフ会員権貸与などは極めて充実しており、一部総合商社よりも優れていると感じることがあった。

引用:openwork|年収・給与制度|海外営業、在籍5〜10年、男性

また、海外駐在した場合は、毎年100万円のペースで年収が上がるとの意見もありました。

給与制度:海外駐在すればかなり給与水準は上がる為、基本的には海外駐在を目指す人が多い。入社時は450万円ほどであるが、毎年100万円のペースで上がり、国内勤務でもそれなりにもらえる印象。

引用:openwork|年収・給与制度|コーポレート部門、在籍5〜10年、男性

海外駐在の場合は国によって、危険手当や、物価手当等のかなり手厚い手当がある。

引用:openwork|年収・給与制度|貿易営業、総合職、在籍3〜5年、男性

国内でも高待遇が期待できますが、海外駐在の場合は、20代でも年収1,000万円に近い額をもらえる可能性があります。

JFE商事の初任給

JFE商事の採用情報によると、業務職の年収は以下の通りです。(※2025年2月時点)

募集職種初任給
業務職280,000円
引用:JFE商事|採用情報

厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査によると、大卒の新規学卒者の初任給の平均は約24万円です。

そのため、JFE商事の初任給は平均よりも4万円ほど高いことがわかります。

上記の金額に対して残業代や賞与が別途発生するため、1年目でも年収400万円以上になる方がほとんどでしょう。

JFE商事の職種別の平均年収

JFE商事の職種別の年収は以下の通りです。

職種平均年収
営業約804万円
管理約764万円
事務約664万円
総合職約677万円
引用:openwork|JFE商事|職種別の平均年収

openworkによると、JFE商事では営業職の平均年収がもっとも高いことがわかりました。

事務職との差は約140万円あり、残業代やインセンティブの追加などが影響していると考えられます。

JFE商事は男女で年収差はある?

男女で年収差があるかは、職種によって異なります。

JFE商事は女性でも総合職であれば、男性と同様の年収テーブルが適用されます。

口コミでは、世間一般の女性の平均年収と比べると遥かに良いとの意見もありました。

毎年の定期昇給があり、ほぼ年功序列。職掌ごとの給与テーブルが明確に開示されているので、ある程度将来のライフプランを設計しやすい。労働組合がベースアップに取り組んでいるが、数年に一度僅かに上がる程度。世間一般の女性の平均年収に比べれば遥かに良いが、同業他社と比較すると高い水準とは言えない。

引用:openwork|年収・給与制度|貿易、一般職、在籍5〜10年、女性

職種的には年収が低い傾向がある一般事務職であっても、給与には満足しているとの意見が目立ちました。

同世代の事務職と比べると高待遇だと感じます。また海外勤務の総合職の手当は厚く、地域によりますがハードシップ、労働時間差手当などを含めると国内勤務者の1.5〜2倍程度の収入があるようです。ボーナスは業績連動ですがここ数年比較的高い水準をキープしており社員の満足度は高いように感じます。

引用:openwork|年収・給与制度|一般事務、在籍5〜10年、女性

JFE商事の働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?

ここでは、JFE商事の残業時間や離職率、福利厚生を紹介します。

JFE商事の残業時間

JFE商事は公式サイト「JFEグループサステナビリティ報告書」にて、平均所定外労働時間を以下の通り公表しています。

年度所定外労働時間(平均)
2020年度26.8時間
2021年度29.8時間
2022年度32.8時間
2023年度28.7時間
2024年度30.2時間
引用:JFE商事|JFEグループサステナビリティ

厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」によれば、2024年度の正社員の平均残業時間は13.9時間です。

そのため、他社と比べると、残業時間は多いことが伺えます。

しかし、近年では定時退社日「スイスイデー」の導入や原則20時以降の残業禁止など、働きがいの向上に向けた取り組みを推進しています。

JFE商事の離職率・平均勤続年数

JFE商事の「JFEグループサステナビリティ報告書」によると、離職率と平均勤続年数は以下の通りです。

年度離職率平均勤続年数
2020年度2.9%13.9年
2021年度3.7%14.0年
2022年度5.2%14.2年
2023年度3.4%12.3年
2024年度2.8%12.9年
引用:JFE商事|JFEグループサステナビリティ報告書

厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」では、離職率の平均は15%でした。

そのため、平均と比較するとJFE商事の離職率は極めて低いことがわかります。

しかし、鉄鋼業界全般の平均勤続年数は18.4〜18. 5年程度なので、他の鉄鋼業界と比べた際の平均勤続年数は短めです。

JFE商事の福利厚生

JFE商事の魅力は、年収が高いこと以外にも、福利厚生が充実している点が挙げられます。

福利厚生の一部を紹介するので参考にしてください。

スクロールできます
福利厚生内容
各種制度住宅手当、財形貯蓄、通勤交通費など
産前・産後休暇出産6週間前、産後8週間まで.
育児休業期間満2歳に達する月の末日まで
短時間勤務制度小学校3年生終了まで 1日2時間まで勤務時間の短縮が可能
施設独身寮、借上社宅、法人契約ホテルなど
クラブ活動野球、サッカー、ビーチラグビー、テニス、スキーなど
保険健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険、介護保険(児童手当拠出金)
イベントJ商パーティー、ワインパーティー、BBQなど
引用:JFE商事|働く環境

JFE商事では、社員が安心して働けるように、さまざまな福利厚生を用意しています。

また、社内イベント、クラブ活動が盛んな点が特徴で、あらゆる年代と関係を築きやすい環境が整えられています。

JFE商事のキャリアパス

JFE商事では「大きな挑戦をしたい」「新しいビジネスを創り出したい」「世界で活躍できる人材になりたい」といった声を応援する制度を豊富に取り揃えています。

研修は大きくわけて「階層別研修」と「スキル研修」の2つがあります。

階層別研修は「会社が社員に期待している能力を育てる」という人材育成のカリキュラムです。

若手社員からマネジメント層の社員まで研修が充実しており、手厚い人材育成制度を用意しています。

スキル研修は、高いビジネススキルを獲得すべくMBAの基礎科目を中心に行う研修です。

JFE商事は「社員自ら学ぶ意欲」「主体性」「自律性」を重視しているため、手挙げ制での受講を推進しています。

JFE商事はどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説

ここでは、JFE商事の主な事業や年収が高い理由、今後の展望について解説します。

JFE商事の主な事業・サービス内容

JFE商事はJFEグループの鉄鋼商社であり、鉄鋼原料・非鉄金属・化学品・燃料・資機材・船舶など幅広く取り扱っています。

JFEグループの知名度や顧客基盤、鉄に関する川上から川下まですべての商売を担っていることが最大の強みです。

代表取締役社長は小林俊文氏が務めており、本社は東京都千代田区大手町に置かれています。

概要
会社名JFE商事株式会社
英語名JFE Shoji Corporation
資本金145億円
本社所在地東京都千代田区大手町1丁目9番5号
※2025年2月時点の情報

JFE商事の年収が高い理由

JFE商事が鉄鋼商社ではトップの年収を誇る理由として、親会社の「JFEホールディングス」の存在が挙げられます。

JFEホールディングスは鉄鋼業界においてトップクラスの年収を誇る企業であり、JFEグループ全体としても、多様な製品ラインナップを保有しています。

その業績は国際市場においても競争力を持っているため、高い技術力を強みとする同社では、圧倒的な高収益を上げているのでしょう。

また、海外にも事業を展開しているため、各種手当がつくことで、必然的に給料が高くなりやすいことも理由のひとつです。

JFE商事の今後の展望

JFE商事は2025年「JFE商事社長年頭挨拶」で、以下のビジョンを掲げていることを示しました。

ビジョン
  • 2035 年時点でセグメント利益1,000 億円を目指す
  • 海外の事業優位性の高い地域においてインサイダー化を推進
  • インドでは当社の加工機能を最大限活用した取組みを深化
  • 欧州での電磁鋼板の需要取り込み

さらに、海外需要の取り込みを着実に実施するためにM&A、事業投資、設備増強などに関しても積極的に進めていくことを発表しています。

サステナビリティの分野では、以下の取り組みを目指しています。

取り組み
  • 2050年のCN達成に向け、国内事業会社を通じた再エネ電力の活用
  • バイオマス燃料の取引拡大
  • エネルギー効率の向上が期待できる電磁鋼板・自動車ハイテン材の取り扱い増加

このように、社会解決への貢献に関する取り組みも引き続き拡大する方針です。

まとめ

本記事では、JFE商事の公式サイトやopenworkの口コミをもとにJFE商事の年収について紹介しました。

JFE商事(JFEホールディングス株式会社)の平均年収は、約1,171万円となっており、全国民の平均460万円と比べて大幅に高いことがわかりました。

年度平均年収平均年齢
2023年度約1,171万円47.5歳
2022年度約1,241万円46.1歳
2021年度約959万円46歳
引用:JFEホールディングス株式会社|有価証券報告書

JFE商事の年収が高いのは、JFEグループの知名度や顧客基盤が強いことや、海外駐在の手当の厚さ、業績が賞与に影響することなどが挙げられます。

転職難易度は高いものの、高年収を目指している方や海外勤務する方におすすめの企業といえるでしょう。

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