ドリームインキュベータの平均年収は1,275万円!中途採用比率なども解説

ドリームインキュベータは、企業の事業・産業の創造・成長支援をおこなう日本発のグローバル戦略コンサルティングファームです。

コンサル業界のなかでも年収が高いため、入社を希望する就活生や転職希望者が多くいます。

本記事では、ドリームインキュベータの平均年収や、年代・職種別の年収・残業時間・福利厚生について解説します。

ドリームインキュベータの基本情報や年収が高い理由にも焦点を当てるため、ドリームインキュベータへの就職や転職を検討中の方はぜひ参考にしてください。

本記事の要点はこちら

ドリームインキュベータの平均年収は?

ドリームインキュベータの平均年収は有価証券報告書にて公開しています。

近年のドリームインキュベータの平均年収は以下の通り発表されていました。

年度平均年収平均年齢
2023年度約1,275万円35.96歳
2022年度約1,776万円37.10歳
2021年度約1,087万円36.08歳
引用:ドリームインキュベータ|IRライブラリ

ドリームインキュベータの年代別年収は?

ドリームインキュベータの年代別の年収については、明確な情報が公開されていません。(※2025年3月時点)

openworkの口コミを調査したところ、おおよその年収は以下の結果となりました。

年齢平均年収
新卒1年目500~550万円
中途3年目・20代後半800万円前後
中途・30歳900万円前後
中途1年目・30代前半1,000万円前後
引用:openwork|ドリームインキュベータ|年収

ドリームインキュベータの中途採用比率は?

ドリームインキュベータの中途採用比率は、有価証券報告書にて公開しています。

年度中途採用比率中途採用管理職比率
2023年3月期88.0%88.7%
2024年3月期89.5%90.1%
引用:ドリームインキュベータ|IRライブラリ

日本経済新聞によると、2024年度の採用計画に占める中途採用比率は過去最高の43.0%との結果でした。

ドリームインキュベータの中途採用比率は平均の約2倍ほどの数値であり、ほとんどの方が中途採用で入社していることが伺えます。

また、中途採用管理職比率も高いため、上役のほとんどは中途採用者ということがわかりました。

ドリームインキュベータの平均年収は1,275万円

ドリームインキュベータの平均年収は有価証券報告書にて公開しています。

近年のドリームインキュベータの平均年収は以下の通り発表されていました。

年度平均年収平均年齢
2023年度約1,275万円35.96歳
2022年度約1,776万円37.10歳
2021年度約1,087万円36.08歳
引用:ドリームインキュベータ|IRライブラリ

2022年度は115億5300万円の黒字で業績が好調だったため、年収も跳ね上がっています。

2023年度は前期が良いこともあり、最終損益は18億4700万円の赤字となりました。(参考:日本経済新聞|ドリームIの24年3月期、最終損益は18億4700万円の赤字

しかし、基本的に1,000万円は超えているため、高年収であることがわかります。

国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」の全給与所得者の平均年収と、ドリームインキュベータを比較すると以下の通りです。

年度ドリームインキュベータの平均年収全給与所得者の平均年収
2023年度約1,275万円460万円
2022年度約1,776万円458万円
2021年度約1,087万円443万円
引用:国税庁|民間給与実態統計調査
引用:ドリームインキュベータ|IRライブラリ

ドリームインキュベータの年収は、全給与所得者の平均年収と比べると2.5~3倍程度高いことがわかりました。

ドリームインキュベータと他社の年収を比較

ここでは、ドリームインキュベータと他社の年収を比較して紹介します。

企業名平均年収引用元
ドリームインキュベータ(DI)約1,275万円23年度有価証券報告書
PwCコンサルティング約972万円openwork|PwCコンサルティング|平均年収
シンプレクス約929万円23年度有価証券報告書
ベイカレント約1,074万円23年度有価証券報告書
フロンティア・マネジメント(FMI)約1,269万円23年度有価証券報告書
ビジョン・コンサルティング約677万円openwork|ビジョン・コンサルティング|平均年収
三菱総合研究所(MRI)約1,108万円23年度有価証券報告書
シグマクシス約1,134万円23年度有価証券報告書
山田コンサルティンググループ(YCG)約911万円23年度有価証券報告書
大和総研約733万円openwork|大和総研|平均年収
フューチャー約799万円23年度有価証券報告書
船井総合研究所約670万円23年度有価証券報告書
引用:各社IR

ドリームインキュベータの年収は、他社と比較してもトップレベルであることがわかります。

さらに、openworkの【コンサルティング、シンクタンク業界で年収が高い企業TOP20】では、17位に挙がっていました。

における給与体系|年代別・役職別の年収は?

ここでは、ドリームインキュベータの年収がどのように決まるのかを紹介します。

ドリームインキュベータの給与制度は、基本給と賞与にわかれており、残業がある場合は残業代も支払われます。

年俸制を採用しているため、基本給は年俸の12分の1が支給される仕組みです。

ドリームインキュベータの給与制度

ドリームインキュベータの年収= 基本給(年俸の12分の1) + 残業代 + 賞与

年収事例:中途入社1年目、30台前半、ビジネスプロデューサー、年収1000万円前後
給与制度の特徴:年俸制であり、年俸の12分の1が毎月支払われる。ボーナス支給はあるが、末端のビジネスプロデューサーに支払われる額はそれほど多くない。

引用:openwork|年収・給与制度|BP、在籍3年未満、男性

ドリームインキュベータの役職別の年収

ドリームインキュベータの年収は、以下の役職をもとに年収が決定されます。

ドリームインキュベータの役職
  • ビジネスプロデューサー
  • アソシエイトマネージャー
  • マネージャー
  • シニアマネージャー
  • オフィサー

さらに、ビジネスプロデューサーは、ジュニア・ミドル・シニアでレンジが分かれています。

昇級しない場合でも、年収は100~300万円ほど上がるようです。

BPはジュニア、ミドル、シニアと分かれており、四半期ごとに昇進のチャンスがある様子。

引用:openwork|年収・給与制度|BP、在籍3~5年、男性

マネージャーまでに3階級あり、それぞれに給与の目安がある。ただし、昇級しない場合でも、昇給はあるので、年100-300万円くらいのペースで給与があがっていく。

引用:openwork|年収・給与制度|コンサルタント、在籍3~5年、男性

各役職の年収・年次イメージは、以下の表を参考にしてください。

役職(グレード)年収イメージ年次イメージ
ビジネスプロデューサー600-1,200万円1-7年目
アソシエイトマネージャー1,200-1,400万円8-10年目
マネージャー1,500-2,000万円11年目-
シニアマネージャー2,000-2,500万円実力次第
オフィサー3,000万円-実力次第実力次第

ドリームインキュベータは、昇給のタイミングが年2回あります。

実力がある方は毎年のように数百万円単位で年収が上がるため、若い世代でも1,000万円に到達する方が多いことが伺えます。

年二回の昇給タイミングがある。給与はちゃんとやっていれば必ず上がるようになっている。

引用:openwork|年収・給与制度|BP、在籍3年未満、男性

元々、実力に応じて、給与は毎年のように数百万円単位で上がる。

引用:openwork|年収・給与制度|マネージャー、在籍3~5年、男性

ドリームインキュベータの年代別の年収

ドリームインキュベータの年代別の年収について、明確な情報が公開されていません。(※2025年3月時点)

openworkの口コミを調査したところ、おおよその年収は以下の通りの結果となりました。

年齢平均年収
新卒1年目500~550万円
中途3年目・20代後半800万円前後
中途・30歳900万円前後
中途1年目・30代前半1,000万円前後
引用:openwork|ドリームインキュベータ|年収

具体的な年齢は不明ですが、30代前半~後半にかけて年収1,000万円に到達する方が多いことが伺えます。

ドリームインキュベータの残業代

ドリームインキュベータの残業代に関しては、明確な情報が公開されていません。(※2025年3月時点)

しかし、dodaに掲載されている求人情報によると「残業手当:有」と表記されています。

固定残業代があるとの情報もないため、所定労働時間を超えた場合は残業代が支給されると考えられます。

ドリームインキュベータの賞与(ボーナス)

ドリームインキュベータの賞与は、業績が悪いと支給されないことがあります。

また、額面も多くはないようで、ほぼないとの意見が見受けられました。

今年は社内の成績が悪かったためボーナスなし。基本的には年収を12で割って支給してくれているためボーナスで年収を伸ばす文化ではない。

引用:openwork|年収・給与制度|BP、在籍3年未満、男性

ポジション別に給与幅が決まっている。賞与はほぼない。

引用:openwork|年収・給与制度|BP、在籍3年未満、男性

ドリームインキュベータの初任給

2024年度の初任給の実績は以下の通りです。

年収※想定月収
大学卒600万円50万円
大学院卒620万円51.6万円
引用:ドリームインキュベータ|新卒採用エントリー
※年収を12で割った数

厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査によると、大卒の新規学卒者の初任給の平均は約24万円です。

そのため、ドリームインキュベータの初任給は平均の約2倍ほどになります。

ドリームインキュベータは男女で年収差はある?

男女の年収差があるかの明確な情報は得られませんでしたが、働く環境に男女差別はないようです。

しかし、激務ゆえに女性コンサルタントの数が少なく、女性が働きやすい環境とはいえないといった口コミが目立ちました。

男女差別はない。しかしコンサルタントの女性は少ない。ハードワークなので、さすがにお子さんを育てながらは難しいと思われる。

引用:openwork|女性の働きやすさ|コンサルタント、在籍3年未満、男性

男女間で、制度等の差は特にない。仕事の量が多いので、出産等を考えている女性にとっては働きにくい会社かもしれない。実際、コンサルタントには女性はかなり少ない。  

引用:openwork|女性の働きやすさ|BP、在籍3年未満、男性

ドリームインキュベータの働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?

ここでは、ドリームインキュベータの残業時間や離職率、福利厚生を紹介します。

ドリームインキュベータの残業時間

openworkの情報によると、ドリームインキュベータの残業時間は「月67.5時間」とされています。

コンサルティング業界の平均残業時間は約40時間といわれているため、ドリームインキュベータは平均よりも残業が多いことがわかりました。

口コミでも「忙しい」との意見が多数あるので、仕事が好きな方や自己成長を1番に考えている方に向いている企業といえるでしょう。

正直に言ってかなり忙しい。仕事が魅力的な分、仕方ない面もあるかもしれないが。私自身、本当に好きな会社だったが、この点だけはもう少し改善できるといいのではないか。

引用:openwork|ワーク・ライフ・バランス|コンサルティング、在籍5~10年、男性

人それぞれだが、仕事が嫌いな人は入社しないほうがよいとおもう。労働時間は長めだが、深夜まで毎日働くような人は少ない。平均すると夜10時くらいの退社?。調整すれば、平日の夜にプライベートの予定を入れることは難しくない

引用:openwork|ワーク・ライフ・バランス|コンサルタント、在籍3~5年、男性

ドリームインキュベータ平均勤続年数

ドリームインキュベータの平均勤続年数は、有価証券報告書にて以下の通り公開されています。

年度平均勤続年数
2020年度4.59年
2021年度4.95年
2022年度4.20年
2023年度3.70年
2024年度2.96年
引用:ドリームインキュベータ|IRライブラリ

コンサルティング業界の平均勤続年数は「3〜6年」なので、ドリームインキュベータの平均勤続年数は業界では平均的な結果といえます。

とはいえ、近年は平均勤続年数が短くなりつつあるため、業界のなかでも短期間で退職する方が多い可能性があります。

ドリームインキュベータの福利厚生

ドリームインキュベータは福利厚生が充実している点も魅力です。

一部を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

福利厚生健康管理
借上社宅制度生活習慣病予防検診補助(35歳未満)
慶弔見舞金制度人間ドック補助(満35歳以上)
入社準備金前借制度PET検査補助(満40歳以上)
選択制退職金制度医療費補助(インフルエンザ予防接種、会社常備薬)
従業員持株会産業医によるカウンセリング制度
自社株交付制度(ESOP)健康保険組合
語学研修支援制度EAP(外部専門家によるカウンセリング等)
就業不能所得補償制度(GLTD)

上記以外に、各種社会保険も完備しています。

ドリームインキュベータのキャリアパス

ドリームインキュベータに入社すると、ビジネスプロデューサー(BP)から出発します。

成長するとマネージャー、シニアマネージャー、執行役員の順にキャリアステップを進む流れです。

各役職の詳細は以下の表を参考にしてください。

ビジネスプロデューサー(BP)現場の最前線でプロジェクトを推進する
マネジャー・シニアマネジャー現場のリーダーとして、プロジェクトチームを指揮する
執行役員プロジェクトの総責任者であり、顧客企業の成長にコミットする

BPとしてのベースを身に着けたあとは、希望や適性によってフィールドを決めることができ、専門性を磨けます。

引用:ドリームインキュベータ|入社後のキャリアパス

上記の通り、多様なキャリアパスと、それを支える多様な事業領域があることが、ドリームインキュベータの魅力です。

ドリームインキュベータはどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説

ここでは、ドリームインキュベータの主な事業や年収が高い理由、今後の展望について解説します。

ドリームインキュベータの主な事業・サービス内容

ドリームインキュベータは2000年に設立された、日本発のグローバル戦略コンサルティングファームです。

大手企業への成長戦略のコンサルティングや、ベンチャー企業への投資やインキュベーションなどをおこなっています。

また、国や複数企業と連携して、産業そのものを育成する活動に取り組んでいるのも特徴です。

代表取締役社長は三宅孝之氏が務めており、本社は東京都千代田区霞が関に置かれています。

概要
会社名株式会社ドリームインキュベータ
英語名Dream Incubator Inc.
資本金5,019(百万円)  (2024年3月時点)
本社所在地東京都千代田区霞が関3-2-6
東京倶楽部ビルディング4F・6F
※2025年3月時点の情報

ドリームインキュベータの年収が高い理由

ドリームインキュベータの年収が高い理由として、昇給額が大きいことが挙げられます。

紹介した口コミにあるように、きちんと業務をしていれば給料が上がる仕組みであり、1年で数百万円の年収アップを実現する方もいるようです。

1年で大きく年収が変わることは、社員のモチベーション向上にもつながるでしょう。

また、利益を従業員に還元していることも、年収が高い理由に挙げられます。

115億5300万円の黒字を出した2022年度は、平均年収が1,776万円と大幅に上昇していました。

従業員に積極的かつ安定的に利益を還元しているため、今後も高い年収を維持できることが伺えます。

ドリームインキュベータの今後の展望

ドリームインキュベータは「2024年3月期の決算説明会資料」にて、次の成長の方向性として以下を掲げています。

ドリームインキュベータの今後の方向性
  • 社会インパクト拡大
  • 機能高度化
  • 収益モデルの多様化

ドリームインキュベータが目指すのは「社会を変える 事業を創る」 といったビジネスプロデュースカンパニーとしてのインパクト拡大です。

そのためには、ドリームインキュベータ自身の規模拡大と機能高度化を実現し、培ってきたあらゆる力を駆使して価値につなげていくことを明言しています。

ビジネスモデルの進化も推進することで、回収手段も多様化できると考えており、さらなる成長を目指しています。

まとめ

本記事では、ドリームインキュベータの公式サイトやopenworkの口コミをもとに、ドリームインキュベータの年収について紹介しました。

ドリームインキュベータの平均年収は、約1,275万円となっており、全国民の平均460万円と比べて2.5~3倍ほど高いことがわかりました。

年度平均年収平均年齢
2023年度約1,275万円35.96歳
2022年度約1,776万円37.10歳
2021年度約1,087万円36.08歳
引用:ドリームインキュベータ|IRライブラリ

ドリームインキュベータの年収の高さは、昇給額が大きい点や、利益を従業員に還元していることが理由に挙げられます。

特に中途採用を積極的におこなっているため、高年収を目指している方や、キャリアスキルを磨きたい方は挑戦をおすすめします。

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